今回は、ADのお仕事最新事情についてまとめていきたいと思います!
テレビ業界においても、コロナ禍を経て、働き方など様々な変化がありました。また、今の時代だからこその働き方、昔では考えられなかったような便利なものなどもあったりするので、最新のAD情報をシェアしていければと思います!
これからADになる方は、覚えておくと役立つ情報が満載なのでぜひ参考にしてくださいね!
ADのお仕事最新事情
リモート会議が基本
コロナ禍を経て当たり前になったリモート会議。コロナ前までは対面会議のみでしたが、現在はリモート会議が主流となりました。
そのため、ADは会議前日までにZoomURLの作成→全体展開(スタッフ全員にURLをメールで送る)をすることがマストです。ZoomURLの作り方は覚えるようにしておきましょう。番組によっては、設定の段階で全員をミュートにしておく、待機室を無効にしておくなどあらかじめ設定ルールが決まっていることもあるので、それらにも対応できるようにしておくと良いでしょう。
また、リモート会議中に資料を画面共有してほしいと言われたり、ホストを共有してほしいと言われたりすることもあります。そこで手こずってしまい時間を要してしまわないようにやり方を覚えておくと、急にお願いされた時でも焦らずできると思います。
コロナ禍は完全リモートで、対面会議を行うことはほぼありませんでしたが、少し緩和した
現在は対面会議を行いながら、対面で参加できない人に向けて同時にZoomも繋げるという二刀流の会議が多くなっています。
そのため、会議室の準備とZoomの準備の両方が必要になります。会議室は広く、遠くの人にも声が届くようにするため、Zoomを繋いでいるパソコンにスピーカーを接続することも
あるので、その接続方法も覚えるようにしておきましょう!
補足情報ですが、新人ADの最初に任される仕事でよくあるのが「会議室をとる」という仕事です。(某局では「部屋担」という会議室を取る専門の人を設けてたり…)他の番組との取り合いになることが多く、先着順に取れるシステムになっているので、最初に直面する大変な仕事の一つとなっています。新人ADが通る最初の登竜門となりますが、めげずに乗り越えましょう!
家にWi-Fi必須
コロナ禍を経てリモート作業が増えた為、家にWi-Fiが必須となりました。
これから引っ越しをする人、まだ家にWi-Fiがないという人は準備しておきましょう!マンションによってはWi-Fiが付いているところもあるので、そのようなマンションに引っ越すのもアリですし、ないところはWi-Fiルーターを買っている人が多いです。
また、家でも作業ができるように自分のPCも必要です。(所属会社や番組で貸してくれる場合もあるので、持っていない人は事前に確認しておきましょう!)ほとんどの人がMacのPCを使用しているので、もし購入する場合はMacのPCがオススメです!
スペックに関しては、お店の人に「テレビ業界で働くのですがどれがいいですか?」と聞くと、オススメを教えてもらえると思います!業界で一番多く見かけるのは、「MacBook Pro」です!
安全徹底ルール
コロナ禍から新たに増えたルールで、スタジオ収録やロケの際はコロナの安全徹底ルールの書類の提出が必要になりました。
内容としては、スタッフは最小限に抑えられているか、感性対策はきちんと行われているかなどのチェック項目があり、それらを満たさなければスタジオ収録やロケを行えないというものです。
ADはそのチェック項目を満たしているか確認したのち、ディレクターとプロデューサーのサインをもらって指定の申請先にメールを送る作業を担当します。(※局によって変わります)
また、それ以外にもロケを行うときは、「編成」や「統括」などの部署がどの番組がどんな内容のロケをやってるか把握するため、ロケ届というものを提出します。誰がロケに参加するか、どこでどんな内容のロケを行うかなどを記載します。(※外部や一般の方から何か局に問い合わせがきた際に対応できるようにするためにも重要です!)これもADの仕事です。(局や番組によっては、APさんが対応することもあります。)
LINEでのやり取りが当たり前
ADグループ、ネタごとのグループ、ロケのグループ、箱のグループ…などとにかくLINEグループがたくさんできます。私用の携帯だと大事なLINEが埋もれてしまうことがあるので、社用携帯を使用している人が多いです。(※所属会社で支給されていることが多いです!)
プライベートと仕事をきちんと分けられるというメリットもあるので、社用携帯を使用することをオススメします!
稀にプロデューサーやディレクターでLINEを使っておらず、メールが良い派の人もいます。全体に情報を展開する時に、LINEだけでメールをするのを忘れがちになるので、そういった人がいる際は気をつけましょう!
発熱の時は出社禁止
微熱や少し体調が悪いかも?くらいであっても、コロナやインフルエンザなどの感染症が陰性と分かるまでは自宅待機ということが多いです。
これまでは少し体調が悪いレベルでは出社していたかもしれませんが、コロナ禍を経てからはまずは、念のため休んで病院に行きなさいと言われることがよくあります。
ロケ弁発注方法
新人ADが行う仕事の一つに「ロケ弁の発注」があります。
以前は、お馴染みのお弁当屋さんに電話やネットで発注することが主流でしたが、最近は、まとまったサイトから発注することがほとんどです。よく使われているサイトは、「くるめし弁当」「ごちクル」「お弁当デリ」などが挙げられます。
また、有名なお弁当は、「オーベルジーヌ」「喜山」「鳥久」「まい泉」「塚田農場」などがあります。何を頼んだら良いかわからない!と迷った時は、これらを頼んでおけば間違いないのでぜひ参考にしてください!
過去にロケ弁についてまとめた記事も書いているので、こちらもあわせて参考にしてみて下さい!
★check!!➡現役ADに聞いた!芸能人絶賛の『人気ロケ弁』ランキング~東京編~
箱飯の注文方法
編集所でもADが全員分のご飯を注文します。ちなみに、テレビ業界では編集所のことを「箱」と呼び、「箱」で頼むご飯のことを「箱飯」と呼びます。以前は、編集所に出前をしてくれるご飯屋さんのチラシがあり、それをまとめたファイルなどが編集所の各部屋に置いてあって、それをみてメニューを決めて、電話をしてご飯を発注していましたが、現在はUber Eatsや出前館が当たり前になりました。
箱ではエディターさんに何を食べたいか聞いて注文することが多いので、ロケ弁を頼む時より悩むことは少ないです。
お昼頃にきちんと到着するよう、配達時間から逆算して注文すると良いでしょう!
番外編<あると便利なオススメアプリ>
タクシーアプリ
ディレクターやプロデューサーなどから、タクシー配車しておいてと頼まれることがあったり、急いでタクシーに乗って移動しなければならないということもあります。
その時にすぐタクシーを捕まえられたらラッキーですが、タクシーがあまり走っていない場所だったりすると捕まるまでに時間がかかってしまいます。
その時のためにタクシーアプリを入れておきましょう。「S.RIDE(エスライド)」と「GO」の2つが入っていれば基本的には大丈夫です。あと何分で到着するかもわかるのでとても便利です。
在庫状況確認アプリ
ADの仕事としてよくある「買い出し」。まず在庫があるか確認してから買い出しに行くのですが、そんな時にオススメなのが在庫状況が確認できるアプリ。
買い出しによく行くお店でもある「HANDS」「LOFT」などアプリを通して在庫を確認できるので、毎回電話をする手間が省けます。
また、テレビで使用するBGMなどを買うときに「TSUTAYA」を使用することがありますが、これもアプリで在庫状況が確認できるので、ダウンロードしておくと便利です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コロナ禍を経て変わったお仕事内容だったり、覚えておくと便利なものなど、色んな最新情報をお伝えしたのでぜひ参考にしてみてください!
これからADになる人や、ADに興味がある人はADの仕事内容が少しでもイメージできたらうれしいです!