あのCMってどこの制作会社が作ってるの?

皆さんは日頃テレビで流れているCM(コマーシャル)はどんな会社が制作しているか知っていますか? つい目に止まってしまうCMやスケールが大きくて見応えがあるCM、ストーリー性があり続きが見たくなってしまうCM、とっても美味...


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皆さんは日頃テレビで流れているCM(コマーシャル)はどんな会社が制作しているか知っていますか?
つい目に止まってしまうCMやスケールが大きくて見応えがあるCM、ストーリー性があり続きが見たくなってしまうCM、とっても美味しそうなCMなどなど、日々テレビで流れているCMはたくさんありますよね。今回は、それらのCMを制作しているCM制作会社をいくつか紹介していきます。

CM制作会社とは?

CM制作ではまず、広告代理店がクライアントから依頼された内容を元に企画を考えます。
その企画をCMにするため、まずは広告代理店と一緒に企画・演出プラン・予算の見積もりなどを考えます。続いてそれを大元の広告依頼主に提案します。その後、映像のキャスティングをしたり準備を行い実際に撮影をします。撮影後に編集し、納品までをするのが《CM制作会社》です。

CM制作会社紹介

ここからは、実際にどんな会社があるのか、あの人気なCMや有名なCMを制作しているのはどんな会社なのか紹介していきます。

株式会社 博報堂プロダクツ

株式会社 博報堂プロダクツは、映像だけでなくプロモーション・マーケティング・イベント・ビジュアル等合わせて18の事業本部と3つの支社、更に10のグループからなる会社です。
博報堂プロダクツには、18の事業本部と連携をとることが出来るという強みがあることで、それぞれの分野の専門性が掛け合わさり、インパクトがあるクオリティの高いCMが制作できるということですね!
博報堂プロダクツでは、日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)やサントリーなど、大手企業のCMを多く制作しています。
その中でも、【日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)】のCMはとても印象的です。中でも『今日、ケンタッキーにしない?』というキャッチフレーズは、とても印象に残りました。また、ケンタッキーを美味しそうな表情をして食べている出演の高畑充希さんや賀来賢人さんの顔がとても印象的で、つい「美味しそう!」「食べたい!」と思ってしまうCMです。

株式会社 AOI Pro

株式会社 AOI Pro.は、年間約1000本の広告映像に加えて、広告映像以外のドラマや映画の制作も行なっている会社です。
そんな AOI Pro.が制作した人気CMといえば【au 三太郎】シリーズです。こちらのCMは2015年の1月からスタートし、約100作以上のCMが制作された大人気CMです。桃太郎、浦島太郎、金太郎の3人を総称した”三太郎”を始め、かぐや姫や乙姫などが登場する、笑いあり涙ありのストーリーが毎回見逃せません!皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
また、8年ほど前に若者に大人気だった【資生堂 シーブリーズ トライアングルストーリー】も、こちらの会社が制作しています。このCMは当時大人気で今も尚、変わらず大人気な俳優・広瀬すずさんと中川大志さんが出演されているCMです。お2人演じる高校生が繰り広げる胸キュンストーリーが当時学生の間でとても人気だった印象です。覚えている方もいるのではないでしょうか。
他にも、【大塚製薬 カロリーメイト『見えないもの編』】のCMもAOI Pro.制作です。このCMは、コロナ禍に制作されたもので、作中に登場する「見えないものと闘った一年は、見えないものに支えられた一年だと思う」という言葉がとても印象的です。また、CM楽曲として起用されている森山直太朗さんの「さくら」もとても良いですよね。こちらのCMは、いくつも映像賞を受賞しており、様々な人々の心に残ったCMになっていますね。

株式会社 TYO

株式会社 TYOは、株式会社AOI Pro.と同じくKANAMEL株式会社(旧:AOI TYO Holdings株式会社)のグループ会社で、こちらも創業40年で培ったノウハウを持つ大手CM制作会社です。
TYOは、『We Drive emotions.』をスローガンに掲げており、あらゆるターゲットの心を動かし、人の心に「伝わる」CMを得意とする会社です。

こちらの会社では、【JR東海 そうだ、京都行こう。】シリーズや【ジャンボ宝くじ】シリーズなど、大人から子供まで誰もが一度は見たことのあるクリエイティブ溢れるCMが制作されています。
【JR東海 そうだ、京都行こう。】シリーズは、京都のお寺や寺院など京都の伝統的な良さや魅力が繊細に映像として描かれているCMがたくさん制作されています。新作では、旅人が古都ならではの魅力を辿り旅をするというCMで、京都らしさを感じる街並みや可愛らしい和菓子、ふらっと立ち寄ったお店やカフェなどの情景が繊細に表現されています。
また、【ジャンボ宝くじシリーズ】では、俳優の妻夫木聡さんや今田美緒さんら演じるジャンボ兄弟とジャンボ宝くじのキャラクター・クーちゃんの絡みも印象的なCMです。このCMを見ると、普段宝くじを意識していない人も、宝くじを買ってみたくなるのではないでしょうか。

株式会社 ギークピクチュアズ

株式会社 ギークピクチュアズは、数々の有名企業から依頼を受け、CMを制作している大手CM制作会社です。また、この会社は、テレビCMだけにとどまらずアーティストのミュージックビデオや映画、テレビ番組などあらゆる映像作品を手掛けています。
特に【ソフトバンクモバイル 白戸家】シリーズのCMを見たことがある人は多いのではないでしょうか。このCMは、2007年から長年続いた大人気CMです。ソフトバンクの製品と、白戸家の日常を描いたCMでした。中でも白戸家のお父さん”犬”が印象的で、CM中の白戸家家族のやりとりも面白く見応えがあり「つい見てしまう」「続きが気になる」CMとして覚えている方はたくさんいると思います。
また、【ポカリスウェット ポカリガチダンスFES編】などのCMもギークピクチュアズの制作です。ポカリスウェットのCMは規模が大きく、こちらのCMの中では出演の八木莉可子さん含む総勢4348人の中高生が”ガチダンス”を踊っています。CM中に空からドローン撮影された映像があるのですが、大勢の学生が踊っている姿がとても壮観で印象的です。

その他にも、株式会社東北新社、太陽企画株式会社、株式会社電通クリエーティブX、株式会社アマナ、株式会社テイク・ワン、株式会社春企画東京、株式会社Spoonなど、一度は目にしたことがあるCMを制作している会社はたくさんあります。

まとめ

いかがでしたか?みなさんが知っているCMはあったでしょうか。今回紹介したCM制作会社は、4社でしたがそれ以外にもまだまだたくさんのCM制作会社が存在します。好きなCM、印象に残っているCM、気になるCMの制作会社はどこなのか気になったらぜひ、検索してみてください!