芸能事務所の仕事内容とは?就職する方法や年収についてご紹介

芸能界への関心が深く、芸能事務所で働きたいと考える人もいるでしょう。芸能事務所へ就職すれば、芸能人と直接関わる仕事ができます。 ただ、どんな仕事をしているのか、具体的なイメージが湧かない人も多いかもしれません。就職・転職の方法や仕事内容、待遇などを中心に解説します。


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芸能事務所の仕事内容とは

芸能事務所での仕事内容について、それぞれの担当・部署ごとにご紹介します。

マネージャー業務

マネージャーは、芸能事務所の仕事の中でも代表的な仕事です。仕事内容は多岐にわたりますが、マネジメント・営業・サポートの3つに分類できます。

マネジメントは、担当しているタレントのスケジュール管理や体調管理などを行います。売れているタレントだと、常にスケジュールが一杯です。芸能人がスムーズに仕事をこなしていくためには、マネジメントが欠かせません。

営業は担当タレントの出演交渉などを行います。まだ知名度があまり高くない駆け出しのタレントにとっては重要度が高いです。

サポートは担当タレントが心身ともに健康な状態で安心して働けるように、さまざまな手助けを行います。

マネージャーの仕事は大変ですが、実績を積むと仕事の幅も広がります。広告やキャンペーンに関わるなど、たくさんの人と関わる仕事や予算の大きい仕事も担当できるようになるでしょう。

ファンクラブの運営

ファンクラブはタレント・アーティストとファンの架け橋となるものです。タレント・アーティストは、ファンに支えられているため、その人気を支える重要な仕事といえます。

具体的には会報の制作やファンクラブサイトの運営などです。なにより、ファンと担当タレント・アーティストが気持ち良く交流できるようにすることが大切です。そのため、サイト運営を担当する際には、さまざまな配慮が求められます。

グッズの企画や販売

人気のあるタレント・アーティストだと、さまざまなグッズが展開されています。そのようなグッズを企画して制作・販売するのも芸能事務所の仕事のひとつです。

企画とは主に、グッズの種類やデザインを決め、必要に応じて外部に発注するなど多岐にわたってコーディネートします。また、グッズの販売では、販売計画の立案や在庫管理などを行います。

イベント・コンサートなどの運営

所属タレント・アーティストが出演するイベントやコンサートの会場を手配し、開催するための準備や会場運営など大切なプロモーション活動を行います。

ファンに満足してもらうため、さまざまな方法を提案し実現に向けて手配します。

管理部門

管理部門は主に経理や総務などのデスクワークとなります。そのほか、芸能マネージャーの補助的な仕事を行う場合もあります。

また、所属タレント・アーティストの商標権や著作権、書籍や雑誌などの編集業務についても、管理部門が担当することが多いです。

芸能事務所に就職する方法

芸能事務所に就職する方法についてみていきましょう。

芸能事務所で働くために必要な資格は?

芸能事務所で働くには、社員として入社する方法が一般的です。この点に関しては、ほかの業種や職種と特に大きく異なる点はありません。求人を探して応募し採用されれば社員として働けます。

また、芸能事務所で働くために必須とされている資格は特にありません。特別な資格を持っていない人でも芸能事務所で働けます。

ただし、芸能事務所では職種ごとに分けて求人を募集しているところも多く、マネージャーに関しては、担当タレントの送迎も行うため普通自動車免許が必須となっています。

マネージャーの仕事を希望する場合、普通自動車免許を取得しておくと良いでしょう。

芸能事務所で働くために学歴は必要?

中小規模の芸能事務所では新卒採用も行っており、高卒あるいは大卒の人を対象にしているところが多いです。そのため、まだ高校生か大学生であれば、新卒入社を狙うのが良いでしょう。

大手の芸能事務所では、大卒以上の学歴が求められるのが一般的です。高卒での募集はしていないこともあるため、大手の芸能事務所で働きたいのであれば、大学への進学をおすすめします。

芸能事務所スタッフの年収・働き方

芸能事務所で働く人の年収や雇用形態などについてみていきましょう。

芸能事務所スタッフの年収

芸能事務所で働くスタッフの年収は、勤務先の規模や経営状況に大きく左右されます。規模の大きなところほど年収は高い傾向にある点は、ほかの業種とほとんど変わりません。

また、景気に左右される面が大きいのが特徴です。景気が後退している時期には、年収が大きく落ち込むこともあるかもしれません。

平均的にみて、年収は300万円台くらいで、それほど高くないのが実情です。しかし、同じ芸能事務所に勤務しているスタッフでも仕事内容・実績・経験などにより年収額に差があります。統括マネージャーなど上位の役職に就けば、高年収も狙えるでしょう。

芸能事務所スタッフの雇用形態

芸能事務所で働いているスタッフの雇用形態はさまざまです。正社員の人もいれば、非正規雇用で働いている人もいます。

大手の芸能事務所の場合には、新卒採用で正社員を雇用するのが一般的で、研修や人材育成などに力を入れています。

また、新卒採用だけでなく中途採用での正社員募集も多いです。中途採用だと経験がないと厳しそうというイメージが強いかもしれません。しかし、芸能事務所の多くは人材不足の状態が続いています。未経験者でも積極的に採用しており、未経験者歓迎と謳って募集している求人が多く存在します。

現在、他業種で働いていて、芸能事務所での業務経験がない人にも十分チャンスはあります。

芸能事務所スタッフに向いている人の特徴

芸能事務所での仕事は向いている人とそうでない人との差が大きいです。そのため、まずは自己分析をするなどして、自分が芸能事務所に向いているのかどうかよく考察してみましょう。

芸能事務所で働くには、芸能界に対する興味や関心が高いことが必須です。興味や関心が高ければ、仕事を早く覚えられます。

また、芸能事務所での仕事は芸能人はもちろんのこと、メディアや広告代理店の関係者などと知り合う機会があります。さまざまな立場の人と関わるため、高いコミュニケーション能力が必要です。

まとめ

芸能事務所の仕事は、所属タレントを裏で支える仕事です。なかでもマネージャーはイメージしやすいですが、ファンクラブの運営や著作権の管理まで、多岐にわたる業務を行っています。

芸能事務所で働くには新卒入社のほかに中途採用で入社する方法もあります。芸能界への関心が高い人は、就職先・転職先の選択肢のひとつとして検討してみましょう。