フジテレビの採用大学一覧
企業によって大学別の就職者数は異なります。まずは、2023年度のフジテレビにおける採用大学を確認しましょう。
【2023年度フジテレビの採用大学】
順位 | 大学名 | 就職者数 |
1位 | 早稲田大学(私立) | 7 |
2位 | 慶應義塾大学(私立) | 5 |
3位 | 上智大学(私立) | 3 |
4位 | 法政大学(私立) | 2 |
4位 | 同志社大学(私立) | 2 |
6位 | 東京芸術大学(国立) | 1 |
6位 | 大阪大学(国立) | 1 |
6位 | 中央大学(私立) | 1 |
※大学によって一部の学部・研究家を含まないことがあります。
出典:「2023年 企業ごとの大学別就職者数」(大学通信オンライン)
フジテレビに学歴フィルターはある?
フジテレビでは、新卒採用や内定には明らかな学歴フィルターは存在しないと考えられています。エントリーシートにも、大学名の記載欄はありません。なぜなら、学歴だけではわからない人柄やポテンシャルに注目しているからです。
また、難関国公立大学や私立大学だけでなく、中堅大学からも採用されたケースがあるため、誰にでも平等にチャンスがあるといえます。
ただし、フジテレビは人気企業であることには違いありません。ライバルとの差別化ができるよう対策しておきましょう。
フジテレビの採用情報
フジテレビの募集職種や採用人数など、基本的な採用情報についてご紹介します。就職難易度と合わせてぜひ参考にしてみてください。
募集職種
フジテレビの主な募集職種は総合職、技術職、アナウンサー職です。それぞれの詳しい解説は以下のとおりです。
区分 | 内容 |
総合職 | 放送事業全般に関わる業務(番組の企画・制作、ビジネスなど) |
技術職 | テレビ局の技術系業務に従事する専門業務(放送技術、制作技術、IT、技術戦略など) |
アナウンサー職 | 各種アナウンス業務(番組MC、キャスター、取材、リポート、ナレーション、スポーツ実況など) |
採用人数・男女比
就職四季報2023年版によると、フジテレビの採用人数は毎年30名前後で推移していることがわかります。また、全体の採用人数は2020年度で26名、2021年度で30名でした。男女別の採用人数は以下の通りです。
年度 | 男性 | 女性 |
2020年度 | 14名 | 12名 |
2021年度 | 12名 | 18名 |
2020年度は女性よりも男性が多く採用されていましたが、近年は女性の採用人数も増加しています。働き方改革により日本企業で女性活躍を推進する傾向が高まっていることも、要因のひとつと考えられるでしょう。
採用倍率
フジテレビの採用倍率は明らかになっていませんが、プレエントリー数から予測した採用倍率は約900倍(※)です。
リクナビだけでなくマイナビなどからの流入者も考慮すると、フジテレビの採用倍率は高い水準になることが予想されます。
ただし、プレエントリーは企業に対して興味を示している段階なので、本エントリーのように企業に応募の意志を示すものではありません。プレエントリーは気軽にアプローチできる分、見かけ上の数字が多くなりやすい傾向です。
※リクナビに掲載されている2023年11月28日までのデータによると、プレエントリー数は27,717名なので、採用人数を30名と仮定すると採用倍率は約900倍
フジテレビの選考フロー
フジテレビに就職するには、さまざまな選考を通過しなければなりません。フジテレビの選考フローは以下のとおりです。
1.エントリーシート
2.WEBテスト(適性検査)
3.面接(複数回)
4.筆記試験(一般常識)
5.面接(複数回)
上記のうち、エントリーシート・筆記試験・面接のポイントを詳しくみていきましょう。
エントリーシート
エントリーシートでは、フジテレビに対する興味や事業内容の理解などについて問われることが多いようです。
特に、下記の内容は重視されると考えられます。
・希望する職種ジャンル
・入社後に実現したいこと
・これまでの経験
とはいえ、エントリーシートの書き方に絶対的な正解はありません。企業研究や自己分析をしっかり行ったうえで、自分らしさを伝えることが大切です。
エントリーシートの通過率は明らかにされていませんが、全企業の平均的なエントリーシートの通過率はおおよそ50%といわれています。
筆記試験
フジテレビの筆記試験では、基礎学力や一般常識、時事問題、放送用語などが出題されます。大部分はマークシート形式ですが、筆記問題も数問あります。筆記試験ではフジテレビやテレビ全般についての問題も含まれるため、しっかりと対策しておきましょう。
また、発想力が求められる試験では、「この図形は何に見えるか」などひらめきを要する問題も出題されることがあります。過去問などで勉強することに加えて、OB訪問したり先輩から情報収集したりするのもおすすめです。
面接(複数回)
フジテレビの面接は、一次面接から最終面接まで5段階にわかれています。一次面接と二次面接はZoomなどのオンラインで行われます。全体説明を受けた後、面接を行うブレイクアウトルームに移動する流れです。
面接はグループで行われます。三次面接以降は対面方式で実施され、柔軟性やスピード感のある反応が求められるようになります。
緊張感がある中で自分らしさをアピールするには、一方的に自分を売り込むのではなく面接官との会話を楽しむよう心がけると良いでしょう。
フジテレビから内定を受けるポイント
フジテレビは選考フローが多く、採用倍率も高い傾向にあります。ここでは、フジテレビから内定を受けるために意識したいポイントを解説します。
インターンシップに参加する
フジテレビでは「総合職3部門インターン」や「アナウンス部門インターン」などを開催しています。テレビ局の仕事内容や社内の雰囲気を体験できるため、今後の進路を見据えたうえでインターンシップへの参加を検討しましょう。
フジテレビに入社した30名(2020年)のうち、19名はインターンに参加しています。インターンに参加したからといって採用されるわけではありませんが、アピールポイントになるでしょう。
求められる人物像を知る
フジテレビで求められる人物像を知り、自分の強みを活かすことも大切です。AIが台頭する時代になると、ますます人間らしさが求められるようになります。フジテレビが必要とする人物像は以下のとおりです。
・クリエイティビティを仕事で発揮することに喜びを感じられる感性の持ち主
出典:「フジテレビグループ|採用情報」(リクナビ2024)
フジテレビでは流行を生み出していく才能やパワーをもった人材を求めています。あなたの独創的な価値観や経験、強みを言語化していくことを意識しましょう。
また、知的好奇心がなければクリエイティブな発想はなかなか生み出されません。幅広く興味関心をもち、自己解決できる力も養っておくと良いでしょう。
経験やキャリアを積む
制作会社でのアルバイトや経験は強みになります。現場で働くことで、職場に対するイメージが固まりやすくなります。
また、自分の適性を見極めるためにも有効です。主なアルバイトの求人は以下のとおりです。
・番組制作スタッフ
・番組編集アシスタントなど
フジテレビのプロデューサー、ディレクター、エンジニアなどはキャリア採用も行っています。実際に現場で働いた経験は面接にも活かせるので、経験やキャリアを積むのも選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
フジテレビの採用大学は、日本トップクラスの大学が多い傾向にあります。一般企業よりも採用倍率は高めですが、中堅大学からも内定者は出ているので、採用される可能性はあります。
内定を受けるために、インターンシップに参加したり求められる人物像をチェックしたりするほか、テレビ制作に関する経験やキャリアを積んでおきましょう。