【就活対策】エンタメ業界解説!どんな企業を指す?採用面接のコツは?

エンタメ業界の求人は時代を超えて人気 人々を魅了する『エンタメ』。その魅力を享受する側でなく、発信する側に立ちたいと考える就活生は多いです。  エンタメ業界も、希望者を受け入れるだけの規模拡大や発達を遂げています。  &...


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エンタメ業界の求人は時代を超えて人気

人々を魅了する『エンタメ』。その魅力を享受する側でなく、発信する側に立ちたいと考える就活生は多いです。 

エンタメ業界も、希望者を受け入れるだけの規模拡大や発達を遂げています。 

 

例えば、『ライブ』は様々なエンタメ技術の発達により、新しい裏方作業を行う技術者が多く必要となっています。 ライブを彩る『プロジェクションマッピング』では、より高度なCG技術者や、映像ディレクター、プロデューサーなどが必要です。 

また、『出演者の背景で流れる映像』では映画・テレビ・MVの制作を行っているスタッフが兼業して携わっています。

さらに、これらの企画を出演者と一緒に考えるスタッフや、当日の現場をまわすスタッフも大勢必要となります。

今回は、そんなエンタメ業界についての基礎知識と、エンタメ業界での就活対策をご紹介します!

エンタメ業界就活解説!

目次

■エンタメ業界ってどんなお仕事のことを言うの?

■エンタメ業界の採用面接ではどんなことを聞かれる?その答え方は?

 

エンタメ業界ってどんなお仕事のことを言うの?

エンターテイメント業界には主に【8つの業種】が存在します。業種ごとの特徴や違い、代表的な企業を把握しておきましょう。

 

【芸能事業】

芸能事業とは、芸能タレントやアーティストのマネジメントをおこなう事業のことを指します。

芸能プロダクションでは、映画やテレビ・舞台などの出演交渉を受けたり営業をおこなったり、ライブやファンイベントなどの主催を行っています。

非常に市場規模が大きいことから、事業に関わる職種は多種多様です。芸能タレントのように表に立って活躍する職種はもちろん、芸能マネージャーや番組制作者のように裏で活躍する職種も数多く存在します。

 

【Live・舞台事業】

Live・舞台事業とは、観客をハコに収容し、アーティストや演者がその場でパフォーマンスをおこなうことで収益を得る事業のことを指します。

日本では宝塚や新喜劇、劇団四季のように専用のハコを団体ごとに保有しているケースや、舞台専用・小規模のライブ専用の会場を使用するケースもありますが、基本的には様々な用途で使用される大型の会場をライブ用や舞台用にセッティングして使用するケースが多いです。

この事業を現場で支えているのは、主に出演者や衣装、大道具、照明、音効、特効(特殊効果)、カメラ、運営(チケットや会場の管理)などです。現場に出ないところでは、広報や企画運営が主に挙げられます。

 

【映像・音声事業】

映像・音声事業とは、映画や音楽、番組の制作を手がける事業のことを指します。映画の企画・製作や海外映画の日本語版の制作、プロモーション映像の制作などを担当しています。

主に活躍する企業は、放送局や映像制作会社、配給会社、興行会社、広告代理店などです。映像・音声を制作するだけでなく、完成した作品を人々に宣伝する役割も担っています。

 

【映像・動画配信事業】

映像・動画配信事業とは、インターネットを通じて映像コンテンツを配信する事業のことを指します。映像コンテンツを扱う点では映像・音声事業と類似していますが、映像・音声事業は『制作』に重きを置いているのに対し、こちらは『配信』に重きを置いています。

基本的に配信するコンテンツは、『映像・音声事業』で制作された既存のものや、配信事業をおこなう企業が映像制作会社に制作を依頼するかたちになります。

消費者の細かいニーズに対応できる点や、自宅にいながらいつでも好きな動画を楽しめる便利さなどを背景に、特に動画配信サービスの市場が急速に拡大しています。

 

【レジャー・アミューズメント事業】

レジャー・アミューズメント事業とは、テーマパークや遊園地、動物園、水族館、ゲームセンターなどの運営おこない、娯楽を提供する事業のことを指します。

お客様の対応を直接おこなうスタッフのほか、円滑に運営が行われるようにマネジメントや企画、飲食物やグッズの開発をおこなう部署が存在します。

またこの事業の特徴は、地域を巻き込んで経済を活性化させる点です。例えば、大きなテーマパークの周辺には入園者の滞在を支えるホテルや、公共交通機関、飲食店などが必要になるため、大きな経済効果を見込めます。

 

【出版事業】

出版事業とは書籍を通じて娯楽や情報を提供する事業のことを指します。文芸やライトノベル、コミック、雑誌、児童書、電子書籍など幅広いジャンルの書籍を取り扱っています。

インターネット上で簡単に入手できるコンテンツやツールが増えた点や、スマートフォンで情報を得るのが当たり前になりつつあることで、紙媒体の市場規模は年々縮小傾向にありますが、その一方で堅調な伸びを見せているのがデジタル媒体です。

 

【ゲーム事業】

ゲーム事業とは、ゲームに関連する商品・サービスを提供する事業のことを指します。ゲーム機のハードを開発するゲームメーカーや、ソフトを開発するゲームソフトメーカー、ゲームセンターに設置される筐体を開発するメーカーなどが活躍しています。

 

従来は家庭用ゲーム市場がメインでしたが、現在ではゲームアプリ市場が成長を見せています。

PCゲームやアプリゲームは製作期間が短い傾向にあり、よりトレンドを意識したつくりになっているのが特徴です。ハードゲームは比較的製作期間が長く取られるため、革新的な技術開発や消費者に新体験を提供できるのが強みです。

 

【おもちゃ・グッズ事業(販売)】

おもちゃ・グッズ事業とは、子どもから大人まで幅広い年代を対象とし、おもちゃやアナログゲームを作る事業のことを指します。小さい子どもが遊ぶおもちゃはもちろん、カードゲームやジグソーパズル、プラモデルなども扱っています。子どもの人口減少に対応すべく大人向けの商品が続々と開発されるなど、年齢層を拡張しようとする動きが活発化しています。

 

近年では、多くのボードゲームが遊べるボードゲームカフェや、ゲーム事業に版権を販売してインターネット上でも遊べるようにするなど工夫がされています。

 

エンタメ業界の採用面接ではどんなことを聞かれる?その答え方は?

そんなきらびやかなエンタメ業界の採用面接で聞かれることは大きく分けて2つです。

 

1つ目は【どれだけ業界で働くことを理解しているか】についての質問です。

ものづくりをおこなう現場では『納期』が必ず存在しているため、どこかの工程で遅れが生じた場合、遅れを取り戻すための追い込み作業が発生します。そのため働き方をしっかり理解したうえで、それでも熱意をもって取り組みたいんだというアピールが必要になります。

 

エンタメを享受する側からでは、なかなか提供する側の苦労や働き方が見えにくいので、安易な気持ちで飛び込む人を見極め、質の高いエンタメを提供し続けるのは企業の重要な課題です。

 

例えば、このことについて聞いている質問は『入社5年後、具体的にどんなふうに活躍していたいか』『入社後の目標は?』などが該当します。

この質問には、企業の事業計画や方針にマッチングしているのかも併せて聞きたいという意図があるので、ここで選考に落ちたとしても貴方の夢やビジョンを企業側が否定している訳ではありません。「この企業とはマッチングしていなかっただけ」というマインドでOK!

 

2つ目は【その業界に対してどれほど関心があるか】についての質問です。

例えば、番組制作や映画制作をおこなう企業の面接で「好きな映像作品を3つ挙げてください」という質問があった場合、ここで「最近は忙しくて…あまり最近の作品ではないのですが…」という枕詞を付けてしまうと、先方は「この方は、業界への興味関心が薄いのかな…」と思ってしまいます。

なのでこのような言葉は避けるのがベターです。

さらに移動時間やスキマ時間を利用して、その業界の話題作や名作を視聴・体験する『インプットの時間』を取るようにしましょう。

 

また、エンタメ業界はコミュニケーション能力が求められる現場が多いため【具体的】かつ【分かりやすい】受け答えを心がけるのが望ましいです。

 

例えば、面接官に「最近観て面白かった映像作品を私たちにプレゼンしてください」と聞かれた場合、「今公開中の○○です、CGが凄くて目の前でアクションが展開されているようでした」という抽象的なものではなく、「今公開中で既に今期の世界興行収入No1を獲得した○○です。この作品はカーチェイスメインのアクション映画なのですが、今までのアクション映画と明確に違う部分があり、それは~」のように、作品への価値を感じるような【客観的事実】と【他とは違う点】を明確に伝えると良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

エンタメ業界の就活は、まず多様な事業から興味のある分野をしぼり、その後はしっかりと業界研究をする必要があります。

一見大変そうに感じますが、企業側が知りたいことは似ている部分も多いです。ですので、しっかりと自己分析や業界研究をおこない、企業へ真摯に伝える準備をしておけば、採用のチャンスは巡ってきます!

ぜひ、エンタメ業界の就活を進めてみてはいかがでしょうか?