テレビ業界で働くADさんの持ち物は?ADバッグの中身を紹介!

映像制作において様々なアシスタントをするADさん。 養生テープなどたくさんテープを引っ掛けているショルダーバッグを持っているイメージですが、そのバッグの中にはたくさんの必需品や便利用品、ADさんならではのものが入っていま...


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映像制作において様々なアシスタントをするADさん。
養生テープなどたくさんテープを引っ掛けているショルダーバッグを持っているイメージですが、そのバッグの中にはたくさんの必需品や便利用品、ADさんならではのものが入っています!
今回はそんなADのバックの中身事情について紹介したいと思います。

ADバッグとは?

「そもそもADバックとはなんだ?」と思ってる方もいるかもしれません。
ADバッグとは
ロケや収録の際にいつでもすぐ必要な物が出せて、両手があけられるように持っているものです。
以前は養生テープやビニールテープ類を引っ掛けるのに、ベルト部分が取り外し可能なバッグの方がよかったのですが、最近では結束バンドでテープ類を繋げるため取り外しできないバッグでも大丈夫です!
また、パソコンが収納できるサイズのリュックを持っている方もいます。
ADバッグはユニクロが大人気で、やはり黒を使ってる人が多いです!収録やロケのときには見切れても良いように、服装も含め、黒を身に着ける人がほとんどです。
ちなみに、派手な色の服やロゴ入り、キャラクター入りの洋服はNGです。

ADバックの中身

では、ADバッグに入っているADさんにとっての必需品を紹介します!
ロケや収録に使うものなのでやはり文房具が多いです。

最低限でも、

・プロッキー(マジックペン)
→カンペを描く際に太い・細いがあるとわかりやすいので、プロッキーペンが主流です。
の3色あると良いかと思います!

・ボールペン
→仕込みの際の申請書やロケの際の出演同意書などを書く時に使用します。フリクションでは対応できない場面もあるので、必ず1本は忍ばせておきましょう!

・メモ帳
→Dからの指示や教わったこと、電話で指示を受けたときなどにすぐにメモを取れるように持っておきます。

・テープ類
〈養生テープ〉
→バミリ(撮影収録時に出演者の立つ位置、楽器やスタジオセットなどを配置する位置を表すこと)の際に使用します。目立たない白色が主流。

〈ドラフティングテープ〉
→SDカードに日付やロール番号を書いたり、トランシーバーやインカムに誰が使用中か分かるように名前を書いて貼っておく用に持っておきます。

〈ビニールテープ〉
→場所によってはバミリに使われることもあります。色は黒が主流です!

基本的にこんな感じのものを持っているといいと思います。

その他には、間違えたときに消せるようにフリクションのボールペンや、収録中に出演者の方の手が汚れてしまったり、テーブルなどが汚れた際に使えるウエットティッシュ、ロケや収録中に充電が切れてしまうのは死活問題なので、充電器・モバイルバッテリーなども持っているといいかもしれませんね。

企画によって、また、ロケか収録かによってもそれぞれ必要な物が違ってくるので、撮影に臨む時は持ち物のチェックが重要です!

持っていると便利!ADさんならではの物!

ワイヤレスイヤホンよりも重宝!

ワイヤレスイヤホンを持ってる人は沢山いると思いますが、有線のイヤホンはADにとって必須アイテムです!撮影や編集時に使います。

特に外で録音するときは他の音も混ざってしまうので、カメラに差して使います。
その他にもパソコンで編集する際にも使われます。編集で使うプレミアはワイヤレスだと音がずれるので、有線は絶対に必要です!

眼鏡をかけていなくても必要…?

眼鏡拭きもADさんならではの持ち物です。
眼鏡拭きは眼鏡を購入した際についてきたり、100均にも売っています。用途は、撮影に使っているカメラのレンズを拭くものです。これ1枚持っているだけで、仕事できる度が上がるかも、、、!?
また、レンズについたホコリなど吹き飛ばすエアブロアーもセットで持っているとなお良し◎

キャッシュレスの時代なのに?

小銭もADにとっては必須アイテムです。


Q.では小銭は何の用途で使われるでしょうか?

①買い出しなどの際、端数を出せるように
②収録スタジオの自販機でさっと飲み物買うため
③三脚を立てるときに固定ネジを回すため

 

 

A.③三脚を立てるときに固定ネジを回すため
です!
こちらも眼鏡拭き同様、10円玉1枚でも持っていると役に立つと思います。

長時間のデスクワークの味方!

パソコン作業が多いADさんにとってはブルーライトカット眼鏡は必須アイテムだと思います。
ブルーライトカットメガネを着用することで、以下のような効果があります。

・画面の眩しさ、チラつきが軽減

・眩しさが軽減されることで目や周囲の筋肉にかかる負担が少なくなる

・画面を長時間見続けることで起きていた頭痛や肩こりが軽減される

・文字のぼやけが軽減し見えやすくなる など

また、カット率の違いもあるので使用時間や使う場面を考えて選んでみましょう。

シャワーも浴びれない…こんな時に!

ドライシャンプーは水やお湯を使わずに髪を清潔に保てるものです。
一般的には、入院時や災害時に使用するイメージがありますが、実はアウトドア・機内・運動後などでも手軽に使用できます!
しかも、最近では種類が豊富で、スプレータイプ・ミストタイプ・ジェルタイプ・ムースタイプ・シートタイプ・パウダータイプなど、それぞれ特徴が違うので自分に合ったものを探せます。
主に使われるのは、スプレータイプだと思います!どうしても仕事が終わらず家に帰れない時など、バッグに入っていると便利なものです。

テレビ局の場合には、シャワールームが使えることもありますが、編集中で編集所に数日こもらなければいけない時には、ドライシャンプーがあればなんとかしのげるので、編集中の持ち物としてはマストアイテムかもしれません。

まとめ

担当する番組によって、必要なもの、必需品は変わってきますが、今回紹介したものはどの番組を担当していても役に立つものばかりかと思います。様々な場面で柔軟に対応できるように、一度でも必要だったものはADバッグやロケ・収録時の準備リストに入れておくようにしておくといざという時に役立ちます!これからADさんになる方、新人ADさんは是非参考にしてみて下さい!