今更聞けない…インターネットテレビABEMAってなに?

テレビのリモコンボタンにいち早く登場した「ABEMA」。インターネットやスマホの普及に伴い、利用者層を若者向けに設定して誕生したというのも大きな特徴の一つですね。今回は、“新しい未来のテレビ”を目指して誕生したインターネ...


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テレビのリモコンボタンにいち早く登場した「ABEMA」。インターネットやスマホの普及に伴い、利用者層を若者向けに設定して誕生したというのも大きな特徴の一つですね。今回は、“新しい未来のテレビ”を目指して誕生したインターネットテレビ局「ABEMA」を解説していきたいと思います!

インターネットテレビ局「ABEMA」ってなに?

ABEMAとは、2016年にサイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資で設立された会社「株式会社ABEMATV」が運営する動画配信サービスで、ニュースやドラマ・アニメなど、様々なジャンルの作品がリアルタイムで配信されています。
※「AbemaTV」の名称で開局しましたが、2020年に「ABEMA」に名称変更されました。

簡単に言うと、「手軽に持ち運べる未来のテレビ」を目指して、作られたインターネットをフィールドにしたテレビ局です!

ABEMAの特徴は24時間放送で無料視聴ができること

ABEMAでは、全てのチャンネルが24時間放送されていて、20以上のチャンネルがあります!基本的には無料で視聴できますが、有料プランにすると、見放題作品が増えたり、CMがなくなります。

現在、ABEMAで放送されている作品のジャンルは、以下です。
・日本ドラマ
・海外ドラマ
・アニメ
・バラエティ
・ドキュメント
・スポーツ
・映画
・競輪/オートレース
・釣り
・将棋
・麻雀
・ニュース

昨年、各ジャンルのアニメ作品を24時間配信するチャンネルとして、「異世界・ファンタジー」「ラブコメ」「日常・青春」「深夜アニメ」の4つを増設したことでも話題になりましたね。

利用者の半分は2、30代の若者で、男性が女性の2倍

ABEMAを利用しているのは、若者が多いのも特徴です。
ABEMA Adsの最新のメディアガイド(2024年4-6月期)によると、「2024年1月時点の5分以上の利用者の属性」は、18-34歳が半数以上を占めているそうです。なかでも、男性の方が女性より約2倍多いといいます。
広告も、若者に向けた内容が多いようです。

ABEMAは「コネクテッドTV」とともに成長した

ABEMAが早くから対応していたのが、インターネットに接続された「コネクテッドTV」です。外にいる時はスマートフォン、家では「コネクテッドTV」で…というように“クロス視聴”してもらうためです。
2019年からコネクテッドTVの専門部署を作って対応をしていたようです。

コロナ禍で、お家時間のニーズにこたえ成長したABEMA

2020年には日本の主要メーカーのテレビリモコンにABEMAボタンが搭載できたようで、その頃、新型コロナウイルス禍に突入しました。
“おうち時間”が拡大したことで、「コネクテッドTV」でABEMAを視聴する人が一気に増えたといいます。

スポーツの生中継でさらに成長

2022年には「FIFA ワールドカップ カタール 2022」全64試合をABEMAで生中継したことで、開局以来最高となる週間視聴者数3000万人超を記録したといいます。
ABEMAはFIFA ワールドカップ以降もスポーツに力を入れていて、2023年上半期の人気番組ランキングの総合1位は『メジャーリーグベースボール2023』となりました。
2024年2月からは、スポーツチャンネルの「DAZN(ダゾーン)」とタッグを組んだ新プラン『ABEMA de DAZN』をスタートするなど、ますます力をいれているようです。

月間視聴数5億回を突破

また、先日、2025年1月の月間視聴数が5億回を超えたことを発表しました!
これは、人気バラエティ番組『愛のハイエナseason3』、『ダマってられない女たち』やティーンに絶大な人気の恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。卒業編2025 in ソウル』が好調なことが大きな要因のようです。

『愛のハイエナseason3』

番組企画内での出演者の発言が【モデルプレス流行語大賞2024】に選出されるなど、社会現象になるほどの話題を呼んだドキュメントバラエティ『愛のハイエナ』の最新シリーズ

『ダマってられない女たち』

今を生きる女性の“幸せ“を番組MCのMEGUMIさん、剛力彩芽さん、ヒコロヒーさんが本音で語り尽くすドキュメントバラエティ

『今日、好きになりました。卒業編2025 in ソウル』

女子中高生を中心に絶大な人気を誇る、“恋の修学旅行”をテーマに現役高校生たちのリアルで等身大な“恋”と“青春”を追いかける、恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』の新シリーズ

まとめ

今回は、インターネットテレビ「ABEMA」についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?現在、ABEMA単体では黒字までは至っていないようですが、コロナ禍の躍進と、スポーツ関連の伸び、人気バラエティ番組で好調と言えるかと思います。まさに、5億回突破は、ABEMAの成長力を改めて示す結果ですよね。未来を見据えた挑戦を重ねてきたABEMA、気になる方はぜひ利用してみてください!