教育系バラエティのADってどんなことをしているの?
バラエティ番組の中でも、いわゆる「お勉強系」の番組は「教育系バラエティ」と呼ばれることがあります。人気の塾講師タレントや高学歴芸人などがMCをつとめ、政治や経済、世界情勢のことなどを分かり易く解説して視聴者に届けます。
今回は、そんな教育系バラエティのADさんにインタビューを行いました!
インタビューを受ける番組制作スタッフの紹介
教育系バラエティ番組 ADのNさん(女性20代)
仕事内容
私の担当している番組ではネタごとに担当が違って、1ネタをディレクター1人とAD1人で担当しています。毎週の会議でネタを決めるんですが、ネタ案はディレクターだけでなくADも出すことができるので、毎週企画書を作るのが大変です(笑)
でも、自分が出したネタが採用されたらめちゃくちゃ嬉しいです!
ネタが決まったら、その企画を解説してくださる先生のリサーチ、出演交渉や打ち合わせ、ロケ、許可取り、ロケVTRの編集など…1ネタの企画からオンエアに至るまでの全ての作業に関わることができます!
私の担当している番組は情報量がとにかく多いので、間違った情報を放送しないように、テロップやナレーションの文言1つ1つ、どこが出典なのか・本当に正しい情報なのかを徹底的に調べているんです!
仕事のやりがい
新人のうちから、とても責任のある仕事を任せてもらえること。
私が1人でネタを任されるようになったのは、番組に配属されて3~4か月経った頃!しかもかなり内容の重いネタだったので、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、ディレクターにめちゃくちゃ怒られながら…散々なデビュー戦でした…。
無事にオンエアされた時は、達成感で泣いてしまいました(笑)
うれしかったこと
自分の成長を感じられた時!
ディレクターから「段取りが良くなったね」と褒められた時はめちゃくちゃ嬉しかったです!
また、毎週の会議でADが「最近気になる人」というテーマで出演者案を提出するのですが、自分が提出した方の番組出演が決まったことがありました! うちの番組に出演したことをきっかけにブレイクしたら嬉しいなあ~と思っています(笑)
仕事で心がけていること・信念
負けず嫌いなので、1回ミスしたことは、もう二度としないように心掛けています。
常にメモするようにしているのですが、大切なことは最初のページに書いたり、付箋やマーカーで分かりやすくしたり…メモの取り方も工夫をしています。配属されてから半年経って、もうメモ帳が3冊目に入りました(笑)
あとは、ネタ案や出演者案を出すために、ネットニュースは必ずチェックするようになりました!
この会社を選んだ理由
私は他業界の就職活動もしていて内定も貰っていたのですが、若いうちはやりたいことをやろう!と思ってテレビ業界に決めました。
その中で今の会社を選んだ決め手は、社風とサポート体制です!
正直、ADになってからの将来の姿がイメージできていなくて、自分はプロデューサーにまでなれるのか、ずっとテレビマンとして頑張っていけるのか…不安もあったため、困った時にすぐ相談に乗ってくれるキャリアマネージャーの存在や、セカンドキャリアという将来の選択肢は、とても心強い後押しになりました。
この会社で良かったこと
同期の仲が良いです!ご飯に行ったり、富士急ハイランドに行ったり、ドライブに行ったり…結構よく遊んでいます(笑)
愚痴を言い合うことが1番のストレス解消です!
将来の夢・目標
AP(アシスタントプロデューサー)を経て、プロデューサーになりたいです!実際に現場で働いてみて改めて、なりたい!と強く感じました。
直近の目標は、ディレクターから認められることです。ネタは1人で任されているものの、なにかと「チーフADに確認しておいて」と言われることが多いので、いずれは「あいつに確認すれば大丈夫」と思ってもらえるようになりたいですね。
テレビ制作を目指す人に一言
私も就職活動中はかなり悩みました…!特にADは、親が心配しがちな仕事だと思います。
私も初めは大反対されて、たくさん喧嘩をしました(笑)忙しい仕事ではありますが、親世代が想像するテレビ業界からは大きく変わって、かなり働きやすくなっていると、身をもって感じています。自分自身も、ご家族も、不安な気持ちはあって当たり前なので、とことん話し合ってください!疑問があれば、会社のキャリアマネージャーに聞けば、なんでも答えてくれると思います(笑)
今となっては、私は楽しく仕事ができているし、親も「次の担当回の放送はいつ?」としょっちゅう連絡してくる位、応援してくれているので、テレビ業界を選んでよかったと思っています。大変だけど、やりがいはピカイチです!自分の仕事に誇りを持てます。是非とも、一緒に頑張りましょう!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バラエティ番組というのはお笑い系のものばかりではなく、最近ではこういった情報を届けるものも意外と多くなっています。
クイズ番組などもそうですが、こういった「テレビで学べる」ような番組は、家族みんなで観てもらえることが多いからです。
情報を扱うバラエティ番組は、ADさんのリサーチはもちろん、その情報が正しいのかを確認する「裏取り作業」がとても重要です。
調べものが得意だったり、話題のニュースなどを読むのが好きな方はとても向いている番組だと思いますので、興味のある方はぜひ今回の記事を参考にしてみてください!