テレビ業界で活躍中のスタッフにインタビュー!【スポーツバラエティ編】

スポーツ番組のADってどんなことをしているの? テレビ制作を志望する人の中には、「スポーツが好きで、スポーツに関連する番組で働いてみたい!」という方もいるのではないでしょうか。スポーツ番組には大まかに分けて ◎その日あっ...


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スポーツ番組のADってどんなことをしているの?

テレビ制作を志望する人の中には、「スポーツが好きで、スポーツに関連する番組で働いてみたい!」という方もいるのではないでしょうか。スポーツ番組には大まかに分けて

◎その日あったスポーツの試合結果や、直近で開催される大会の情報などを扱う「スポーツニュース」
◎野球やサッカーなどの試合や、オリンピックなどの国際大会を扱う「スポーツ中継」
◎スポーツ選手をゲストに招いてタレントとトークやゲームをする「スポーツバラエティ」

の3種類があります。今回は、弊社フォーミュレーションI.T.S.でスポーツバラエティ番組で働いている社員にインタビューしてみました。

インタビューを受ける番組制作スタッフの紹介

スポーツバラエティ番組のAD、Kさん(男性20代)

入社してからの経歴

2018年に入社し、スポーツバラエティ番組に配属。「スポーツに関わる仕事がしたい」という志望理由でさまざまなスポーツ関連会社を受け、最終的に1社のみ受けていたテレビ関連会社に入社。学生時代のサッカー経験を活かし、ADとして活躍。

仕事内容

出演して頂くスポーツ選手のプロフィールなどをリサーチをしたり、最近は対決競技のシミュレーションをしたりすることが多いです。僕が学生時代にやっていたのはサッカーなのですが、サッカー以外の競技のシミュレーションもやります。新体操のシミュレーションをした時は、体が硬いのに開脚をしないといけなくて、筋肉痛になりました…。
あとは、カメラリハーサルでサッカー選手役でボールを蹴ったりすることもあったのですが、うまくシュートは決められなかったです(笑)

今の仕事のやりがい

自分の携わったものがテレビで全国に放送されることがやりがいです。まだ映像を編集するなど直接演出業務に携わることはあまりないですが、たとえばスポーツ選手の紹介用に使う過去の試合映像を探したり、ロケで自分がカメラを回して撮影をしたり、時々そういったチャンスが巡ってきます。もちろん実際にオンエアで使われるかは分からないですが、オンエアされた時はディレクターに少し認めてもらえたような気がして、本当に嬉しいです。

嬉しかったこと

憧れのサッカー選手に会えたことです。
100秒間に20枚のパネルをシュートで射抜くという企画に稲本潤一選手と槙野智章選手が挑戦した時に、ボール出しの役をやらせてもらいました。とても緊張しましたが、夢のような経験でした。

仕事で心がけていること・信念

忙しくなると現場の空気がピリつくことがあるのですが、焦りを顔や態度に出さないよう、「いつも笑顔で、元気よく」というのは心掛けています。先輩に怒られることも多いのですが、ずっと落ち込んでいても仕方ないのですぐに切り替えるようにしています。

この会社を選んだ理由

「テレビの仕事」ではなく「スポーツに関わる仕事」がしたい思って就職活動をしていたので、テレビ業界で受けたのはこの会社だけでした。他業種に内定を貰っていたのですが、たまたま説明会に行って、その後選考を進めていくうちにテレビを通してスポーツに関わることに魅力を感じるようになりました。最終的には、会社の雰囲気、ケアスタッフの空気感が自分に合っていて、長く続けていける環境だと思ったので今の会社に決めました。
実は、両親にはADになるのを反対されていたんです。説得に説得を重ねて、両親が僕の熱意に根負けする形にはなりましたが、最近実家に帰った時に担当している番組を録画してくれていることを知りました(笑)いつかエンドロールに僕の名前が載っているのを見てもらいたいなと思います。

この会社でよかったこと

同期の数が多いのはとても心強いです。
懇親会や研修、入社前のアルバイトなどで仲良くなった子とは、別のテレビ局に配属になっても連絡を取り合っているし、同じテレビ局に配属になったことで関わるようになった子とは仕事上でも助け合いながら頑張っています。たとえば、1年目のADには番組の会議の際に局内の会議室を予約する「部屋担当」という役割があるんですが、会議室の数が少ないので他番組と奪い合いになるんです(笑)でも、大半の同期が部屋担当をやっているので、僕達はグループラインを作ってスムーズにやりとりをしています。

将来の夢・目標

今は覚えることが多くて仕事を楽しむ余裕がまだないのですが、一通りの仕事をこなせるようになって将来的にはプロデューサーを目指しています。

テレビ制作を目指す人に一言

厳しい仕事だと覚悟をしてこの業界に飛び込みましたが、それでも想像以上に大変で、落ち込むこともたくさんあります。それでも続けていけるのは、僕の場合は「スポーツが好き」という気持ちが根底にあるからで、好きという気持ちが何よりの原動力だと思っています。幅広い選択肢のある会社は自分の好きなものに携われるチャンスが必ず巡ってくると思うので、学生のうちにたくさん自分の好きなものを見つけてくださいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回インタビューに答えてくれた社員さんは、テレビ制作ではなく「スポーツに関われる仕事」という軸で就職活動をした結果、現在はADとしてスポーツに関わる仕事で活躍しています。このように、「テレビ制作がしたい!」という志望動機でなくても「○○を人々に伝えたい」「○○に関わる仕事がしたい」という方にもマッチすることがあるのがテレビ制作のお仕事です。このような視点からもテレビ制作を目指す人が増えると、テレビ業界はより多様化・活性化していきそうですね。