エンタメ業界に就職を考えている皆さん!映像業界だから映像に触れておかないといけないのかな…?と心配している方も多いのではないでしょうか?実は、この業界ではそれ以外にも今やっておけば役立つことがたくさんあります。
そこで、今回は、学生時代にやっていて実際に役立ったこと、やっておけばよかったと後悔した事も含めてお話ししていこうと思います。
どんなことをしておけばいいかわからない…と不安に思っている人はこれを読んでぜひ参考にしてみてください!
学生時代にやっておいた方がいいこと
海外旅行
なんと言っても旅行。働きだしても長期休みはありますが、番組によってタイミングが異なるので、時期が読みづらかったり、連休として取れないこともあります。学生の間の長期休みのタイミングで思う存分海外を満喫しておくと良いかも!ヨーロッパや南米など、時間がないと行けないような場所に行っておくのもおすすめです。
友達との時間
平日の夜遅くや、土日に仕事が入ってしまうこともあるこの業界。また、明日休みでいいよ!と突然休みになることも…他の業界のお友達と休みが合わずなかなか会えないこともあります。学生の間に友達との時間をしっかりとって、社会人になっても壊れない信頼関係を築いておきましょう!特に新人ADのうちは先の予定が立てにくいので、LIVEやフェスなどに行くのが難しかったりしますが、先輩との関係値をしっかり築いておくと「この日だけどうしても…」が通用する事もあります!
動画編集(遊び程度でOK)
PRなどの短い映像を編集したり、番組の公式SNSをADが編集し更新することもあります。学生のうちに編集をするということに慣れていると役立つかも!Instagramにあるリールを作ってみる、TikTokを作ってみるなど簡単なものからでも全然OKです!ちなみに、番組の編集ではAdobeのPremiereという編集ソフトを使っています。今のうちから使って慣れておきたい!という人は挑戦してみるのもアリかも?(無料ではないので要注意!)
タイピング練習
会議の議事録、リサーチ資料作成、メール、文字起こし…などなど、AD業務は文字を打つことがとても多いので、タイピングに慣れていないと、少ししんどいかも…?学生の間に「文字を打つ」ということに慣れていることをオススメします!タッチタイピングまでできるようになっていると業務の効率もかなりあがります!
コミュニケーション能力を高めておく
番組制作は、制作チームだけでなく、美術や技術、ロケ先の担当の方など、意外とたくさんの人とコミュニケーションを取らなければいけません。「人見知りだから喋れません…」は通用しないので、学生のうちから色んな人とコミュニケーションをとって慣らしておきましょう。居酒屋やホテルなどの接客のアルバイトを経験しておくと役立つかも!
車の免許、パスポートの取得
ロケではドライバーさんに運転をお願いするので、仕事で運転はしません。しかし、仕事が始まると忙しかったり、お休みも中々読みづらいです。お休みの日もお友達と遊んだり、体を休める方に時間を割きたくなるので、自動車学校に通うのは至難の業。なので学生の間に運転免許を取得しておくことをオススメします!パスポートは、急遽海外ロケに行くとなったときに、発行に時間がかかるので事前に持っておくと安心です。
本を読んでおく
ディレクターになったらナレーションやテロップを書くことになります。そのためにも日本語能力を高めておくのは大切。それ以外にも、ADは電話をする事もたくさんあります。その時に間違った日本語を使って恥ずかしい思いをする前に、本を読んで日本語能力を身につけて適切な日本語を使えるようにしておきましょう。
標準語を身につけておく
こちらは地方出身者の方のみですが、制作過程において、ナレーションを仮で制作スタッフが入れることがあります。その際には、綺麗な標準語を求められます。もちろんプライベートの時は方言で話して大丈夫ですが、仕事の際は標準語に切り替えられるようにしておくと役立つことも多いです。
番外編
ここからは番外編。
こんなこともできたらプラスかも!というものを紹介していきます。
字を綺麗にしておく
カンペを書いたり、会議中の板書、ペンの紹介のインサート…などなど意外にも字を書くことが多いです。ここで字が上手だとそれだけでイメージアップ…!
カンペに関しては、演者さんに直接見せるものなので、あまりにも汚い字だと読みづらいですよね。自分の字に自信がないな…という人は今のうちから練習しておくと良いかもしれません。
話題作(映画やアニメ、漫画など)をチェックしておく
会議などでワンピースのあの技みたいに…とか、鬼滅の〇〇に例えたいなど、演出やディレクターとの会話の中で、話題作が出てくることが度々あります。誰もが知っているような話題作はチェックしておくようにしましょう!
東京の地理や位置関係、日本地図は頭に入れておく
テレビ局からの大体の距離感を分かっておくと、買い出しやロケスケジュールを作るときなどに役立ちます。
世の中の常識はある程度把握しておく
戦争問題、人種差別問題、SDGsのことなど…深くまで知る必要はないですが、言葉や概要は知っておくようにしましょう。この業界では、意外と他業界の人とお話しをしたりすることもたくさんあります。その際に世の中の情勢を知らないと恥ずかしい思いをすることに。ある程度の知識は頭の中に入れておきましょう!
また、やはり芸能ニュースにはアンテナをはるようにしておくと良いでしょう。キャスティング会議などで名前を出してしまうと大変なので、亡くなったタレントさんや離婚した夫婦、不祥事を起こしてしまった人などはきちんと把握しておきましょう。
いろんなテレビ番組を見ておく
やはりテレビ業界で働く以上、色々な番組を観ておきましょう。
今流行りの芸人さんや、タレントさんを知ったり、これから出てきそうな人を押さえておくのも良いかもしれません。キャスティング案を求められたときに自分の好きな芸人さんやタレントさんを売り込める可能性も!
得意なことはとことん追及しておく
どんな特技がどのような形で活かされるかがわからないのがこの業界。絶対使えないでしょと思うものが意外な場所で活かされたりもします。また、何か一つ特技を持っていることで、その人の特徴として演者さんや演出などに覚えてもらえるので、どんな小さな特技でもとことん追求して伸ばしておくことをオススメします。
例えば、裁縫が得意な人はロケの小道具を作ったりできるし、字が綺麗な人は カンペを書くときや板書をする時にとても役に立つし、芸人に詳しい人は今流行りの芸人やこれからくる芸人をキャスティングしたい時にこの子に聞こう!と思ってもらえます。
このようにどんな特技も全部役に立つのでとことん伸ばしておきましょう!
まとめ
今回は、「学生時代にやっておくと役立つこと」の一例をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
これらを参考にこの業界で働くまでの準備をしつつ、学生の間にしかできない旅行なども全力で楽しんで、後悔のない学生生活を送ってくださいね!