テレビ朝日の選考フローについて
テレビ朝日の選考フローは一般的な企業の選考と同様に、エントリーシートを通過したのちに筆記試験があり、面接やグループワークなどが行われます。
選考を受ける部門や職種、年度によって、選考内容は異なるものの、基本的には以下のようなフローとなっています。
・ES
・Webテスト、SPI
・筆記試験
・面接
・グループディスカッション
・最終面接
過去にはグループディスカッションの通過後に、グループワークが設けられていることもありました。詳しくは後述しますが、集団のなかでの協調性や論理性の高さが重視される傾向です。
ちなみにテレビ朝日の募集部門は、以下4つに大別されます。
・アナウンサー部門
・コンテンツ制作、ビジネス部門
・テクノロジー部門
・デザイン及びデジタルコンテンツ制作部門
それぞれの部門で選考フローは異なりますが、なかでも大きな違いは動画課題提出の有無です。2024年度新卒採用では、コンテンツ制作とビジネス部門の選考で動画課題提出が必須でした。
筆記テストや面接など一般的な選考に加えて、動画課題のようなテレビ業界ならではの課題が用意されることも覚えておきましょう。
テレビ朝日の選考で押さえておくべき3つのポイント
テレビ朝日の選考に臨むうえで、押さえておきたいポイントが3つあります。
テレビ朝日でやりたい夢を明確にもっている
ひとつ目のポイントは、テレビ朝日でやりたい夢を明確にもっていることです。
テレビ朝日の新卒採用サイトでは、求めている人材として「テレビ朝日でやりたい夢を明確にもっていて、自分の言葉で話せる人」を挙げています。
面接や自己PR、エントリーシートなど選考のさまざまな段階で、テレビ朝日でなくてはいけない理由を語る必要があります。
ほかの企業やほかの放送局でなく「なぜテレビ朝日を志望したのか」、自分なりの理由を明確に伝えられるよう準備しておきましょう。
テレビ朝日は放送業界のなかでも「スポーツに強い」ことが特徴です。こうした会社の特徴と絡められると、より評価されやすいと考えられます。
また、テレビ朝日はネット事業(AbemaTV)も行っていますが、選考ではテレビ愛も忘れず伝えることが大切です。
他者を尊重してチームプレーを行える
ふたつ目のポイントは、他者を尊重しつつチームプレーを行えることです。
テレビ朝日の新卒採用サイトでは、求めている人材として「他者を尊重しながら自分の意見を言えることも大事」と挙げています。
番組制作は多くの人が関係し複数の意見がぶつかり合いながら進められるため、意見が対立した場合でも論理的に討論して着地点を見出せることが大切です。
実際、テレビ朝日の選考フローにはグループディスカッションやグループワークなど、他者との協調性や論理性を測る選考が設けられています。
どのような意見や主張も頭ごなしに否定せず、互いの意見を取り入れながら進めて協調性の高さをアピールしましょう。
また、これまでの経験から、協調性や論理性の高さを示せるエピソードを準備しておくことも大切です。
ユーザー目線で今までにない番組を作れる
三つ目のポイントは、ユーザー目線で今までにない番組を作れることです。
テレビ朝日は「すべての価値の源泉はコンテンツから」という考え方をもっていることからも、コンテンツの面白さやクオリティにこだわる姿勢がうかがえます。
多くの視聴者に喜んでもらうため、ユーザーの目線に立って番組制作に取り組める人材が求められるのです。
また、エントリーシートの注意点として「相手にわかりやすく伝えること」が挙げられていることからも、いかに相手の目線に立てるかが重視されています。
選考時には「自分が好きな番組を作りたい」ではなく、どのような番組を「視聴者に届けたいか」語れるよう準備しておきましょう。
【テレビ朝日】過去の質問内容と回答のポイント
面接の際にはさまざまな質問が行われますが、なかには頻出しやすいものもあります。過去の質問内容と回答のポイントを紹介しますので、事前に対策しておきましょう。
好きなテレビ番組はありますか?
「好きなテレビ番組」に関する質問は多くのテレビ局で行われますが、テレビ朝日の採用・選考のQ&Aにもあるほどなので、必ず出ると思って対策しておくべき質問です。
テレビ朝日では「さまざまな映像コンテンツに触れていて欲しい」という考えがあるため、必ずしもテレビ朝日の番組を答えなくても構いません。
ただし、テレビ朝日をどのくらい分析しているのか見極めるための質問でもあります。テレビ朝日の番組を挙げながら回答するとアピールしやすいでしょう。
またテレビ朝日の採用・選考のQ&Aでは「自分の言葉で話せる人を求めている」「映像コンテンツが好きなことが必要条件」と挙げられているので、どのような点がいかに好きなのか自分なりにプレゼンできることが大切です。
テレビ局の未来はどうなると思いますか?
「テレビ局の未来について」も、採用面接でよく聞かれる質問です。「テレビとYouTube」「テレビとAbemaTV」など、テレビと似た媒体について問われる可能性があります。
「テレビ」と「テレビ以外の媒体」双方の特徴や将来性について、自分なりの考えを論理的に主張できるよう準備しておきましょう。
漠然とテレビ業界でひとくくりにするのではなく、テレビ朝日の特徴と絡められると、より選考に相応しい具体性が増した回答となります。例えば、テレビ朝日が強みをもつスポーツ放送に焦点を当てるなどです。
スマートフォンは何に一番使っていますか?
スマートフォンをはじめ、テレビの競合になり得る製品について質問される可能性もあります。
スマートフォンであれば、どのような形でテレビや番組に活かせるか考えると良いでしょう。
例えば、TwitterやInstagramなどSNSを活用して番組の宣伝を行う、アプリと連動させて視聴者参加型の企画を行うなどです。
まとめ
テレビ朝日の選考においては、協調性や論理性などが試されます。また「テレビ朝日でないといけない理由」や「好きな番組」など、質問される可能性の高いものは、自分の言葉で語れるよう準備しておくことが大切です。
どのような点を見られるのかを把握し、万全の対策を整えて選考に臨みましょう。