【部門別】テレビ局のインターン内容
テレビ局のインターンの内容は部門によって異なります。
まずは、「番組制作・技術部門」「アナウンス部門」「総合職などのその他部門」のインターン内容について見ていきましょう。
番組制作・技術部門
番組制作・技術部門は、テレビ番組の制作に関わる部門です。番組制作の場合は、「スポーツ」「バラエティ」「報道」など制作している部署別に番組ジャンルが細かく分けられていますが、いずれにしてもテレビ局の代表的な部門なので、就活生に人気があります。
番組制作・技術部門のインターンは、VTR制作やロケ、編集などの番組制作の裏側を実際に体験できる内容であることが多いです。
撮影機材を使用したり、実際に番組の予算計画や出演交渉、映像制作をしているディレクターやプロデューサーと交流したりなど、貴重な体験ができます。
アナウンス部門
アナウンス部門は、ニュースや中継などで活躍するアナウンサーが所属する部門です。アナウンス部門のインターンの多くは、セミナーと実技がセットになっています。
スタジオでアナウンサーの模擬体験をしたり、アナウンサーによる原稿の読み方の指導を受けたりと、実践的な体験ができるのが特徴です。
インターンが本選考につながっているケースもあるので、アナウンサー志望者はアナウンス部門でのインターンに参加することをおすすめします。
総合職などのその他部門
テレビ局によっては、総合職や記者部門などのインターンを実施しているところもあります。たとえば記者部門のインターンでは、実際にテレビ局で働いている記者と交流したり、記事作成を体験したりできます。
部門によってインターンの有無や内容が大きく異なるため、自分が受けたいテレビ局のどの部門がインターンを募集しているか確認が必要です。
就活生がテレビ局のインターンに参加する3つのメリット
就活生がテレビ局のインターンに参加することには、さまざまなメリットがあります。
①テレビ局の業務実態を知れる
テレビ局の業務実態を把握できるのも、インターンに参加するメリットのひとつです。
テレビ局の裏側を知る機会は、めったにありません。また、テレビ局の仕事は一般の企業とは異なる上に、部門によっても業務内容が多岐にわたるため、実態がつかみにくい傾向にあります。
書籍やインターネットで調べることもできますが、それらの情報だけでは、実際の現場の雰囲気はわかりません。インターンに参加して、業務や現場の雰囲気を体感すれば、テレビ局の仕事に対する理解が深まります。
②自分がテレビ局に合っているか判断できる
自分がテレビ局に合っているかが判断しやすくなることも、テレビ局のインターンに参加するメリットです。
テレビ局というと、「華やか」「芸能人に会える」などのイメージがあり、憧れを抱く人も多いはずです。しかし、実際には下積みが長かったり、コツコツと裏方作業をしたりと、華やかなだけではない、ハードな一面もあります。
インターンに参加して、テレビ局の仕事の実情を見ながら、自分の適正に合っているかどうかを見極めましょう。
③テレビ局への就職に役立つ
テレビ局のインターンに参加することは、テレビ局への就職に役立つメリットとなります。
テレビ局は、ほかの業界よりもインターンの結果が本選考に影響するケースが多いため、インターンで優秀だと判断されれば、特別選考に呼ばれる可能性もあるのです。
また、特別選考に呼ばれなかったとしても、インターンでの経験は本選考時の志望動機や自己アピールとして役立ちます。インターンに参加したという事実をもって、意欲の高さをアピールしましょう。
テレビ局のインターンに参加する流れ
テレビ局への就職を希望しているなら、インターンに参加するのがおすすめです。しかし、どうやって参加すれば良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。ここからは、テレビ局のインターンに参加する流れを解説します。
テレビ局のインターン実施時期を把握する
テレビ局のインターンに参加したいなら、まずはインターンが実施される時期を調べましょう。多くのテレビ局では、夏休みに合わせた夏インターンと、冬休みに合わせた冬インターン、年2回のインターンを実施しています。
しかし、アナウンス部門のインターンは年1回だったり、部門によっては通年募集の長期インターンを実施していたりするので、必ずしも夏休み・冬休みに参加できるとは限りません。
そのため、自分が希望する部門のインターンの実施時期を把握しておく必要があります。
志望するテレビ局のインターンを探す
テレビ局は、インターンで良い結果を残すと本選考で有利になります。テレビ局のインターンの実施時期が把握できたら、志望するテレビ局のインターンを探しましょう。
インターンの情報は、テレビ局の公式サイトの採用ページや大手求人サイトに掲載されています。テレビ局によってインターンを募集している部門や募集開始時期が異なるので、こまめにチェックしてみてください。
テレビ局のインターン選考を受ける
テレビ局のインターンは、希望者全員が参加できるものではありません。参加したいインターンを見つけたら、エントリーを済ませて選考を受けましょう。
なお、インターンにエントリーするときには、エントリーシート(ES)の提出が必要です。テレビ局のエントリーシートは、「好きなテレビ番組は何か」など、テレビ局らしい質問も多いので、あらかじめ回答を考えておくことをおすすめします。
また、テレビ局のインターンのエントリーでは、動画の提出を求められる場合もあります。動画の作成にはセンスや技術、アピール力が必要で、それなりに時間もかかるので、早めに準備に取りかかりましょう。
エントリーシートと動画の選考に通過したら面接が実施され、面接で合格すればインターンに参加できます。
テレビ局のインターンの選考に通過するためのコツ
テレビ局のインターン選考は倍率が高く、通過が難しい傾向にあります。選考に通過するコツを把握して、合格率アップを目指しましょう。
証明写真はプロに依頼する
テレビ局のインターンの選考では、エントリーシートの印象が重視されます。特に、アナウンス部門は見た目の印象も選考結果を左右するため、証明写真はプロに撮ってもらうのがおすすめです。
ESと動画のポイントを押さえる
テレビ局のインターンの選考に通過したいなら、エントリーの際に提出するエントリーシートと動画の内容にもこだわりましょう。
テレビ局のインターンには多くの就活生が応募するため、ほかの学生にはない独自性をアピールし、埋もれないようにすることが重要です。
また、エントリーシートは空欄がないようにするだけでなく、応募するテレビ局の番組の内容を踏まえた具体的な回答を記載すると、印象が良くなります。動画は指定された尺に収まるように、かつユーモアのある内容になるよう仕上げましょう。
積極的な逆質問でアピールする
テレビ局のインターンの選考では、就活生側から何か質問がないかを聞かれることがあります。
この逆質問は、自分の積極性やユーモア、魅力などをアピールできる機会なので、良い質問ができるように準備しておくことが大切です。
ただし、だらだらと話したり、インターンや就活に関係のない質問をしたりすると、評価がマイナスになる可能性があります。できるだけ質問はひとつに絞り、調べればわかる内容の質問は避けるようにしましょう。
まとめ
テレビ局のインターンは、本選考が有利に進む可能性がある重要なものです。テレビ局への就職を目指すなら、ぜひ参加しておきましょう。
ただし、テレビ局のインターンは希望者全員が参加できるものではなく、選考に通過する必要があります。希望のテレビ局のインターンに参加できるように、しっかり準備しておいてください。