エンタメ業界を目指せる!大学の映像・メディア学科

テレビ業界やCM業界に就職したいけど、大学はどんな学科がいいんだろう…?どこに進学しようか迷っているなら、映像・音声・文字・写真などの表現全般について学べるメディア学科を候補に入れてみても良いかもしれません。一口にメディ...


この記事は約7分で読み終わります。

テレビ業界やCM業界に就職したいけど、大学はどんな学科がいいんだろう…?どこに進学しようか迷っているなら、映像・音声・文字・写真などの表現全般について学べるメディア学科を候補に入れてみても良いかもしれません。一口にメディア学科と言っても学校によって、教育内容は全く違ってきます。そこで今回はメディア学科のある大学について紹介します。

メディア学科について

多彩なメディア学から自分に合ったものを選ぶ

同じメディア学という名前でも学校によって、音や映像、コンピュータグラフィックスを扱うメディア系、セキュリティやネットワーク・ソフトウエアの構築などを行うコンピュータ系、メディアの社会的役割を考えるジャーナリズム系などのコースがあります。また、資格試験対策に力を入れているコースやメディアコミュニケーションの手段として語学に力を入れているコースもあるので、名前だけでは判断できないので注意が必要となります。

メディア学のカリキュラム

専攻コースの基本となる知識と技術を学びます。それから、メディア系であれば画像処理やコンピュータアニメーション、コンピュータ系であればネットワークプログラミングやソフトウエア設計、ジャーナリズム系であればメディアリテラシーやメディア法などへと学習を進めます。

卒業後の職種

メディア学科を学んだ人の想定される進路は以下になります。
・マスコミ(放送・新聞)
・マスコミ(出版・広告)
・芸能、エンタテインメント
・映像編集者
・Webデザイナー
・Webプログラマー(Webエンジニア)
・ゲームディレクター
・ゲームクリエーター
・CGクリエーター・CGデザイナー
・エンジニア
・アートディレクター
・イラストレーター
・グラフィックデザイナー
・広告プランナー
・広告デザイナー
・アニメーター
・レコーディングエンジニア(レコーディングミキサー)
・動画クリエイター

「メディア」を軸にさまざまな学びを展開することで、幅広い業界・職種を目指せるようです。それでは次にメディア学科がある大学を中心にそれぞれの特色を見ていきましょう

メディア学科がある大学(首都圏編)

立教大学 メディア社会学科

1・2年次に「社会学原論」「社会調査法」などの基礎科目を学び、キャンパス外で取り組むフィールド・リサーチ科目も充実しているので、社会に対するものの見方・考え方、調査方法など、社会学の基礎力を身に付けれると思います。
さらに、メディア企業でのインターンシップなどの実践体験を通して応用力を鍛えているそうです!
他学部でもメディア学科の授業を受けられるものもあるみたいですよ!

東京工科大学 メディア学部

東京工科大学のメディア学部は、日本で最初に誕生したそうで、現在もメディアを体系的に学べる学部として数少ない存在です!「メディアコンテンツコース」「メディア技術コース」「メディア社会コース」の3 つのコースがあるので、より専門性の高い内容を学ぶことができると思います。

帝京平成大学 人間文化学科メディア文化コース

講義・演習、充実した教育環境、地域協働プロジェクトの3つのポイントを売りにしている大学です。
映像・写真・デザイン・アートなどの演習科目で制作のプロセスを学ぶことが出来ます。
特に地域協働プロジェクトでは本学のオープンキャンパス紹介動画の撮影・編集や、広報番組映像制作など、企画力を高め、より高度な撮影技術・編集技術を修得しながら実践しているそうです!

目白大学 メディア学科

2年次以降6つの分野から2つを選択でき学びを深めることができます。
また、本格的な制作に取り組めるプロ仕様の設備が充実しています。動画やラジオの生放送が可能な「オープンスタジオ」、約200台のPCが設置された「マルチメディア教室」、大判プリンターなどを揃えた「メディアワークショップ」など、最新機器がそろっています!

法政大学 ディジタルメディア学科

映像や音声などの情報の新しい活かし方について、CGやシミュレーション技術といった基盤技術や、データサイエンスの基礎を通して実践的に学ぶことが出来ます。コンピューターやCGなどに興味がある方におすすめです!

大正大学 メディア表現学科放送・映像メディアコース

こちらのコースでは、2年次からラジオ番組やドラマ、アニメなどを制作しているそうです。そうすることによりグループ制作、インタビュー、成果報告展への出店などを通してコミュニケーション力も向上します!
3年次からの専門ゼミナールでは本格的な作品制作に着手しているそうです!
学生間、教員と学生の間でも議論を重ね、社会で求められる放送・映像メディア作品などを作ることで実践的な事が学べます。

日本大学 芸術学部

日本大学の芸術学部は、東京五美大の1つです。
学科は写真、映画、美術、音楽、文芸、演劇、放送、デザインの8学科あります。
「芸術創造」と「情報伝達」の両面から探求し、高度な専門知識と技術を身に付けた創作者、技術者、研究者などの映画・映像のスペシャリストの育成が目的とされているので、映像の仕事に就きたい人にぴったりな学部かもしれません。

メディア学科がある大学(関西編)

京都精華大学 メディア表現学科

「メディアイノベーション専攻」「メディアデザイン専攻」などプログラミングをベースとした専攻が多いようです!
さらに、1・2年次ではプログラミングは必修になっているそうです。
プログラミングは、デジタルでのコンテンツ制作に欠かせません。基礎的な知識を得ることで、「つくれるもの」や「できること」の幅を広げることができると思います。

神戸芸術工科大学 メディア芸術学科

コースが「まんが・コミックイラストコース」「映画・映像・アニメーションコース」「CG・ゲームコース」の3つなので、他の大学のメディア学科よりも、ゲーム、アニメーション、漫画などの演習が多くみられます!
表現技法を幅広く学べると思います。

立命館大学 メディア社会専攻・メディア情報コース

立命館大学では、メディア社会専攻とメディア情報コースがあります。
メディア社会専攻では、発信する側と受け手の両方を学び、メディアの人との関わりを考えます。そうすることにより広告表現やコミュニケーションの方法について知識を深めることができます。
メディア情報コースでは、画像・音メディア技術を活用し楽しく快適な社会の実現を目指すための技術を学びます。画像・映像情報処理技術、音声・音響情報処理技術、メディア技術に基づく社会人基礎力などを学ぶことができるようです。

大阪芸術大学 映像学科

こちらの学科では5つの強みがあります!
1.映画は実践第一ということで現役の映画監督とつくって直接学びます。
2.フィルム撮影を体験することで映画の仕組みを基本から理解する。
3.シナリオからサウンドまで映画作りのプロセスが0から学べる。
4.『舟を編む』の石井裕也監督、『万引き家族』の近藤龍人監督ら名だたる先輩の特別講義を実施。
5.巨大なスタジオ、和室や洋室のセットが組まれた撮影場所、DCP(デジタルシネマパッケージ)対応の映画館など、環境が大充実。

京都芸術大学 通信教育部映像コース

京都芸術大学とフジテレビが共同開発した、完全オンラインで「映像」を学ぶ学士課程です。スマートフォンから映像制作の基礎を学ぶので、専門機材は不要。
スマートフォンのカメラ機能や編集ソフトを使って作品課題に取り組むそうです。
講師には第一線のクリエイター・研究者が集結しているのでより深く学べると思います。

まとめ

興味のある大学はあったでしょうか?メディアの基礎から実践的な授業までそれぞれの大学で様々な特徴があったかと思います。どの大学もメディア業界に就職する上で必要な知識を学ぶことが出来ると思います。その上で将来どんな仕事がしたいか、自分が学びたいことはなんだろうかと考えてみるのもいいかもしれません。