動画編集で稼ぐ方法は?メリット・デメリットや稼ぐためのポイントを紹介

働き方改革の施策として、副業の推進が活発化しています。特に、動画編集は時間や場所が自由に設定できるため、副業のなかでも人気があります。動画編集は未経験から始めても稼げるようになるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。 今回は動画編集で収入を得る方法や今後の動向、動画編集の職に就くメリットとデメリットについてご紹介します。


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動画編集でどれくらい稼げる?

動画編集は初心者でも月に2〜3万円程度は稼げることが多く、経験者では月に10万円以上が見込める仕事です。収入はスキルや経験のほかにも、案件の内容によって変わります。

あるアンケートでは、月収5万円未満のクリエーターは74%と報告されています。なかには平均月収で100万円以上と回答した方もいるため、やり方次第で大きく稼げる仕事といえるでしょう。

とはいえ、動画編集の報酬単価は1本あたりのおよそ5,000円〜10,000円が相場です。動画編集は長時間に及ぶことがあるため、効率良く作業する必要があります。

出典:「動画編集の副業はいくら稼げる?100人アンケート調査」(合同会社ケーエス)

動画編集は今後も稼げるのか

動画編集は今後も稼げる可能性があり、将来性のある副業です。動画はネット速度の向上や、スマートフォンの普及拡大により、需要が急激に高まっています。

電車の移動中でもスマートフォンを使って気軽に動画が楽しめるため、動画視聴時間も増加傾向です。そのため、動画広告市場は今後も成長を続けていくことが予想されます。

動画編集で稼ぐメリット

動画編集が人気の理由は、誰でもすぐに始められるためです。ここからは、動画編集で稼ぐメリットについてご紹介します。

パソコンがあればどこでも作業できる

動画編集は早朝や深夜など、自由な時間に作業できるため、本業があっても両立しやすい仕事です。パソコンさえあればどこにいても作業ができるので、時間や場所にとらわれずに自分の都合で予定が立てられます。

スキマ時間でもパソコンを使って作業できるため、仕事の休憩時間を使って効率良く働くことも可能です。時間が有効活用できると、収入アップにつながりやすいでしょう。

ただし、副業の場合は、本業会社の就業規則や、労働基準法を守るようにしましょう。また、会社の貸与されたパソコンでの副業は情報漏洩のリスクがあるため、おすすめできません。

動画編集初心者でも短時間でスキルを身に付けられる

動画編集が初めての方でも、比較的短期間でスキルを習得できて仕事に活かせるメリットがあります。正しい方法で学ぶと、3ヶ月もあれば基本的なスキルは身に付けることができます。再現性が高く、すぐに副業の収益を得たい方に向いています。

動画編集は今後さらに需要が高まる分野であり、副業の案件も数多くあるのが特徴です。未経験からでも仕事を探しやすいので、チャレンジしやすい副業のひとつといえるでしょう。経験や実績を積めば、単価アップも期待できます。

フリーランスで独立しやすい

動画編集を副業から本業にすることも可能です。今後、動画市場は右肩上がりの成長が予想されるため、着実に実績を重ねていけばフリーランスとして独立を目指すこともできます。

フリーランスになれば、より高単価な案件にもチャレンジしやすくなり、経験や実績を活かして受注しやすくなります。さまざまな案件を請け負えるようになれば、収入も安定しやすくなるでしょう。

動画編集で稼ぐデメリット

動画編集は今後需要が高まることが予想されますが、押さえておきたいデメリットもあります。ここからは、動画編集で稼ぐデメリットについてご紹介します。

初期費用がかかる

動画編集のデメリットのひとつ目は、初期費用がかかることです。動画編集をするには、パソコンやインターネット回線、動画編集ソフト、ハードディスクが必要です。パソコンのスペックが低いと、動画編集や編集した動画の書き出しに支障が生じる可能性があります。

無料の動画編集ソフトを使っても作業はできますが、編集にソフトのロゴが入ってしまったり、使用できるツールが限られてしまったりするなど、有料のものに比べて作業効率の低下が懸念されます。

そのため、一般的には月額課金制のAdobe Premiere Proを使う方が多いようです。実績を積んで案件を受注できれば、初期費用以上に稼げるため、リターンが大きい投資といえるでしょう。

働き続けないと稼げない

動画編集は案件を受注して作業しないと収入を得ることができません。完成品を納品した後に報酬が得られる仕組みだからです。会社員のように有給休暇もないため、仕事をしなければ収益も発生しません。

とはいえ、動画編集をしてお客様に納品すれば確実にお金を得られるため、収入を増やしたければ案件の数を増やすことで解決できます。

動画編集で稼ぐための手順

ここからは、動画編集で収入を得るための手順を解説します。

動画編集に必要な物を揃える

まずは、動画編集をスムーズに進めるために、必要なツールやソフトを購入しましょう。動画編集でおすすめのソフトやアプリは以下のとおりです。

・Adobe Premiere Pro(アドビプレミアプロ)

・Adobe After Effects(アドビアフターエフェクト)

・Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)

・Filmora(フィモーラ)

動画編集は重たいデータを扱う機会も多く、パソコンのスペックにも配慮が必要です。コストを抑え過ぎると、編集中にパソコンが動かなくなってしまったり、保存容量が足りなくなってしまったりするおそれもあるため、動画編集が滞りなくできるパソコンを選びましょう。

動画のスキルを磨く

動画編集を仕事にするには一定のスキルや知識が必要です。動画編集技術を学ぶ方法としては、「独学で勉強する」「スクールに通う」のふたつがあります。

副業や趣味の範囲で動画編集に取り組みたい方は、独学でも問題ありません。書籍や動画講座などを活用すれば、費用を抑えながら知識を得られます。

一方、動画クリエーターとして転職を希望する方は、スクールでの学習がおすすめです。プロの指導を受けることで、実践レベルのスキルや知識が身に付きます。

前提として、カメラを扱える(撮影&編集ができる)人材が一番求められるため、編集技術と同様に自分で撮影できる方が好ましいです。

クラウドソーシングサービスや紹介で案件を獲得する

初心者の場合、まずは実績作りから始めることが大切です。動画編集はスキルが重視される仕事のため、提示できる実績があるほど稼ぎやすくなります。

クラウドソーシングサイト(発注者と受注者を繋ぐプラットフォーム)などを活用して、着実に実績を積み重ねていきましょう。

仕事を得る方法はほかにも、知人からの紹介や動画編集スクールを通して案件を紹介してもらうなどさまざまです。動画編集スキルを積極的にアピールして、案件獲得につなげましょう。

動画編集で稼げる人の特徴

ここからは、動画編集で稼げる人の特徴について解説します。

丁寧に仕事を行える人

動画編集の仕事では、クライアントの意向を汲んで丁寧な仕事ができる人が求められます。例えば、テロップや効果音の入れ方など、見やすくするにはどうすべきかなど、自発的に考えて細かく調整する必要があるのです。

また、BGMと声の大きさのバランスや誤字脱字のチェックなど、ミスが許されないからこそ丁寧に仕事ができる人が重宝されます。

コツコツした作業が得意な人

動画編集はコツコツ努力できる人に向いています。地味な作業も多く、不要な部分を取り除いたりテロップを入れるタイミングを考えたりするなど、ひとつの動画を作るまでには細かな作業が多々あります。そのため、反復作業が得意・細部にまでこだわりを持って仕事に向き合うのが好きな人が動画編集に向いています。

自分のスキルを売り込める人

知識が豊富で仕事への熱意がある人は、受注した案件をより良い作品に仕上げ、実績を積み重ねて自分を売り込もうとします。プロ意識をもって仕事に臨むことで、稼ぎやすくなるのです。

動画編集は未経験でも始められて、独学でもある程度の知識を得られますが、大きく稼ぐためには能動的に仕事をこなす必要があります。

さらに、テレビのような編集、お洒落なMV、イメージ映像風の編集を依頼されることもあるため、多様な演出に対応できる能力が求められます。そのため、日ごろから自己研鑽に励み、常にスキルアップしていく姿勢が大切です。

まとめ

動画編集の仕事は、ネット速度の向上や、スマートフォンの普及拡大などにより、ますます需要が高まるため稼ぎやすくなるでしょう。動画編集で得られる収入は初心者で月2〜3万円、経験者で月10万円以上が見込めます

また、パソコンさえあれば場所や時間を問わず働けるため、副業としても人気があります。初心者でも始めやすい仕事なので、気になる方は今回紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。