芸能人と繋がる仕事にはどんな業界がある?
ここでは芸能人との繋がりが深い業界を4つ紹介します。
芸能プロダクション業界
芸能プロダクション関係は、所属タレントの活動を全般的にサポートするため、芸能人と一緒に過ごす時間が多い業界です。
全般的なサポートやマネジメントを通して芸能人を支えることができます。
テレビ業界
テレビ局や番組制作会社などのテレビ業界で働く場合にも、芸能人と繋がる機会が多くあります。
テレビ局では、芸能人が出演するテレビ番組を収録するときはもちろんのこと、打ち合わせなどで実際に対面する機会があります。
番組制作会社は、テレビ局から依頼を受けて番組制作の仕事をしている会社のことです。番組によってはテレビ局で制作するのではなく、番組制作会社で制作している場合があります。
テレビ局で働く人と同じように番組制作会社で働く人も、共に番組を作り上げる同業者として関わりを持つことができます。
広告業界
広告業界の中でも広告代理店は、企業からの依頼に応じてテレビCMや広告などの制作を行います。
大小さまざまな広告代理店がありますが、芸能人との繋がりを持てる可能性があるのは、大手や中堅の比較的規模の大きな広告代理店です。
大手や中堅の広告代理店では、大企業の商品やサービスなどの広告を打ち出しています。その中で芸能人を起用したCMや広告を打ち出すことも多いです。広告の撮影や打ち合わせの際には、芸能人と実際に会う機会もあります。
美容・ファッション業界
美容関係やファッション業界などは、芸能人との関わりが深い業界です。
芸能人は大勢の人に見られる仕事であることから、美容やファッション業界の専門家にコーディネートやヘアメイクを任せていることがほとんどです。
ただし、有名な芸能人を担当できるのは、全体の中でもごく一握りです。
芸能プロダクション業界で芸能人と繋がる仕事
芸能プロダクション業界の中でも、仕事で芸能人と繋がる機会が多いのはマネージャーです。
芸能プロダクションのマネージャーは、特定の芸能人を担当して仕事を行います。たとえば、スケジュール管理や、撮影現場・制作現場への同行などです。また、食事や体調管理なども行います。
1日で複数の撮影現場や制作現場などを回ることも珍しくありません。人気のある芸能人ほどハードなスケジュールになります。マネージャーは、一つひとつの予定を確実にこなせるように、次の予定を確認したり車で送迎したりするなど全般的なサポートを行います。
また、あまり知名度が高くないデビューしたての芸能人を担当するマネージャーもいるでしょう。その場合には、有名な芸能人と違って、ハードスケジュールをこなすことはそう多くありません。
マネージャーは、オーディションへの参加申し込みや、番組の出演交渉などの営業活動を行います。駆け出しだった芸能人が少しずつ知名度を高めていく様子に、やりがいを感じる人も多いです。
芸能人のマネージャーになるには、まず芸能プロダクションや芸能事務所に就職する必要があります。
テレビ業界で芸能人と繋がる仕事
テレビ業界で芸能人と繋がりを持てるのは、主にテレビプロデューサーとテレビディレクターです。では、それぞれの主な仕事内容や芸能人との関わり方について見ていきましょう。
テレビプロデューサー
テレビプロデューサーは、番組制作を統括する役職です。担当するテレビ番組に関して多くの決定権を持ちます。
番組制作に必要な一つひとつの仕事は、各スタッフが担当しますが、大枠を作るのはプロデューサーです。重要事項を決める際にも、最終的な判断はプロデューサーが行います。
プロデューサーの仕事は多岐にわたります。芸能事務所への出演交渉もプロデューサーの仕事で、芸能人と関わる機会は多くあります。
プロデューサーになるには、テレビ局や番組制作会社に入社し、アシスタントディレクター(AD)としての経験を3〜4年積み、その後プロデューサーをサポートするアシスタントプロデューサー(AP)として経験を積む必要があります。
テレビディレクター
テレビディレクターは、番組の制作現場で現場監督のような役割を担います。番組制作全体で見ればプロデューサーの方が立場は上ですが、現場での仕事はディレクターが取り仕切ります。
番組制作の現場で仕事をするため、芸能人と一緒に仕事をすることが多いです。ドラマの場合には監督にあたる役割で、俳優などに演技指導を行うこともあります。連続ドラマなどを担当する場合には、主演級の俳優とは一緒に過ごす時間も多く、深く関われるでしょう。
ディレクターになるには、まずアシスタントディレクター(AD)として経験を積むことが一般的です。ドラマにおける監督になるためにも下積みが必要です。助監督のフォースからスタートして経験を積みながら監督を目指す流れになります。
広告業界で芸能人と繋がる仕事
広告業界では広告代理店の社員が芸能人と繋がれる可能性が高いです。ただ、広告代理店といっても、さまざまな仕事があります。たとえば、営業職の人もいれば、マーケティング職や経理職などの人もいるでしょう。
広告代理店の中でも特に芸能人との関わりが多い職種は、広告制作に直接携わるクリエイティブ職です。特にCM制作会社のディレクターになれば、撮影などで芸能人と関わる機会が増えるでしょう。
経理や総務など職種の場合には、広告代理店に勤務していても、芸能人との関わりは少ないです。
広告代理店は非常に人気の高い業界のため、就職難易度も高いといえます。クリエイティブ職として就職を目指すなら、学歴はもちろん、センスや感性も求められます。
美容・ファッション業界で芸能人と繋がる仕事
ヘアメイクとスタイリストに関して仕事内容や芸能人との関わり方を見ていきましょう。
ヘアメイク
ヘアメイクはメイクアップアーティストと呼ばれることもあります。女優・モデル・タレントなどのヘアメイクを担当し、主にテレビ番組や映画などの撮影前に活躍することが多いです。ファッションショーやイベントなどでも活躍します。
芸能人専属のヘアメイクなら、普段から芸能人と接する機会が多いといえます。
専属のヘアメイクになるには、まず美容専門学校でヘアメイクの基礎を学び、卒業後にアシスタントとして経験を積むことが一般的です。
とはいえ、有名な芸能人を担当するには、かなりの腕が必要です。1回担当できた場合でも、次回は依頼してもらえないこともあるでしょう。
腕の良いヘアメイクなら芸能人の方からのオファーも期待できますが、狭き門といえます。
スタイリスト
スタイリストも芸能人と関わる機会が多い仕事です。スタイリストは芸能人がテレビ番組に出演したり、雑誌の写真を撮影したりする際に、服装・小物・アクセサリーなどをコーディネートします。
担当している芸能人に似合うかどうかだけでなく、番組のコンセプトなども考慮したうえで、芸能人の魅力を最大限に引き出します。
ヘアメイクと同様に、実力が認められると芸能人の方からオファーをもらえることもあります。気に入ってもらえれば専属になれることもあるでしょう。専属になれば、特定の芸能人と毎日のように関わる機会があります。
スタイリストになるには、服飾やデザインの専門学校を卒業後、スタイリスト事務所に所属してアシスタントとしての経験が必要です。
まとめ
芸能プロダクション・テレビ業界・広告業界・美容・ファッション業界などの仕事なら、芸能人と知り合える可能性があります。職種によっては、芸能人と一緒に仕事をするなど、深い繋がりを持てることも多いです。
仕事を通じて芸能人と繋がりたい人は、ぜひ今回紹介した業界への就職を目指してみましょう。